こっしーのドリーム図書館

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本の要約と感じたことを発信しています。

ハッシュタグって実はえげつない広告になっていた!

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こんばんは。

まだヒートテックは解禁するわけにはいかない越川です。

 

今日は猛烈に寒かったですが

11月でヒートテックを解禁してしまったら

冬が越せなくなってしまうので、しばらく我慢です。笑

コートもダウンも我慢です。笑

 

 

今日は久々に新聞の日です。

今日はちょっとした一コマが気になったので取り上げてみました。

 

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では要約参りましょう!

 

良品計画が展開する「無印良品」のペンが、

イラストを趣味とする愛好家や本業とするプロの間で

日本だけでなく、海外でも評価が高いそうです。

 

インスタグラム上ではハッシュタグを付けて

無印良品のペンを使って書いた作品を公開する投稿

数千件に上っているそうです。

 

ここに目を付けた同社は

無印良品のペンで描いたアート作品投稿企画を開催しました。

参加者は

 

#MUJIPENART

 

というハッシュタグを付けてインスタグラムに投稿し、

Twitterにて人気投票を実施したところ、

28カ国の無印ペンユーザーから当初の予定から

4倍近くの2,500件の応募があったそうです。

 

 

応募を締め切った後も投稿が続き、

現在は3,500件を超えているそうです。

 

他にも世界で愛用されている商品は多く、

企業のプロモーションに参加させるのではなく、

消費者に自発的な活動を後押しすることがPRには効果的だそうです。

 

 

 

この記事のキーワードはハッシュタグですよね。

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みなさんもTwitterやインスタグラムでハッシュタグで投稿したり

または検索したりすることがあると思います。

 

 

 

ちなみにみなさんはなぜハッシュタグを利用しますか?

恐らく投稿する場合は同じ目的を持っている人と繋がれる。

検索する場合は、タイムラインを探すより

素早く情報をキャッチできるからではないでしょうか。

 

お互いとても効率的に情報の収集が出来ますよね。

 

これはまさしくプラットフォーム戦略といってもいいでしょう。

 

プラットフォーム戦略

同じ目的を持った顧客を囲い込むことで

効率的にPRやサービスを提供することです。

 

今回でいうと、無印良品

 

#MUJIPENART

 

というハッシュタグを利用して

無印良品のペンを使ってイラストを投稿する

という目的のユーザーを囲い込むわけです。

 

そうすることでイラストを投稿する人同士で繋がることが出来、

RTやいいねをすればこの企画のPRになるので、勝手に拡散されていきます。

 

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そしてプラットフォームと連携して

イノベーター理論が働いていますね。

 

イノベーター理論

顧客の普及状況を統計的に理論づけたもので

顧客を5つの種類に分解して考えます。

 

 

1.イノベーター (革新者) 2.5%

冒険的。新しいものが大好きで、商品やサービスに問わず、利用する人です。

 

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今回の例でいうと、無印良品が企画を立ち上げる前に

ハッシュタグを使って投稿していた人であると考えられます。

 

2.アーリーアダプター(初期採用者) 13.5%

流行に敏感で情報収集を積極的に行い、判断する人です。

 

「うおおおおおおーーーー!!!!」

「これ買ううううう!!!!!」

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他の消費者への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれるため

発信力があります。

尚、イノベーターとアーリーアダプターを足した16%が

キャズムと呼ばれ、ここを超えると、普及率がグッと伸びる傾向にあります。

 

今回の例でいうと無印良品が見込んでいた応募数と考えます。

つまり2,500件の4分の1なので約600人ですね。

彼らはイノベーターの情報収集をした結果、この企画を知り、

#MUJIPENARTというハッシュタグを利用して情報を拡散しました。

 

3.アーリーマジョリティ(前期追随者) 34%

比較的慎重派の人ですが、平均より早く新しいものを取り入れる人達です。

 

「ほーほー。中々面白そうではないですか。」

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尚、彼らはイノベーターとアーリーアダプターの情報を参考にしており

そこから普及が高まっていきます。

ここが一番サービスが成長時期に当たります。

 

今回の例でいうと、残りの4分の3の人と考えられます。

キャズムを超えたため、無印良品が予想していなかった人数

が集まり、爆発的に普及しました。

 

4.レイトマジョリティ(後期追撃者) 34%

比較的懐疑的な人で、周りに合わせてサービスを利用する人達です。

 

「いやーみんなと同じだと落ち着くわー」

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皆が使っているから私も使おうという考えです。

この時は既にサービスは飽和状態になっています。

 

今回の例でいうと、期限を過ぎた後に送ってきた人です。

みんながやっているから私たちも投稿しよう

と送りましたが

判断や情報収集が遅く、期限に間に合わなかった人たちです。

 

5.ラガード(遅滞者) 16%

最も保守的な人で、流行に対して関心が薄く、自分の意思を曲げない人です。

 

「ん?スマホ?そんなややこしいもん使ってられるか。」

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伝統主義者とも呼ばれています。

 

今回の例でいうと投稿しなかった人たちですね。

まあ情報を知らなかったという事もありますが、

それも流行を気にせず、投稿を知ろうとしなかったという

判断を下しているため、ラガードと考えられるでしょう。

 

 

プラットフォームとイノベーター理論を組み合わせることのメリットは

PRが効果的かつ、低コストで出来ることです。

尚且つ今はモノ消費よりコト消費が流行っているので

顧客が商品を利用して拡散してくれた方が、

購買の可能性も上がり,

CPO(顧客獲得単価)が安く抑えられます。

 

新聞にデータが載っていなかったのが残念ですが

例えば今回の企画の予算が300万円だとした場合。

3,500人のユーザーが新規顧客or既存顧客として

無印ペンを購入しています。

 

 

 

そして彼らがSNSハッシュタグを付けて投稿するので

フォロワーに対してリーチが行きます。

彼らのフォロワーが100人だとしても

350,000人もの人にリーチが出来る訳です。

もし4分の1が購入に至ったとすると87,500人。

 

それを300万で割ると一人当たりのCPOは34円。

つまり新規顧客を開拓する際に一人当たりでの広告費が

34円で済んでしまうという事です。

 

そしてその顧客がまた何かの企画でつぶやきをすれば広がる。

その繰り返しをすれば無限にPRすることが出来るようになるのです。

そしてすればするほどCPOも下がってくるのです。

 

 

まああくまでもこれは仮の話なので、データを基づいたわけではありません。

でもいかにプラットフォームとイノベーター理論を組み合わせれば

効果的にPRが出来るかがお分かりいただけると思います。

 

こう見てみるとハッシュタグの広告ってすごいですよね。

顧客が勝手に拡散してくれてコストもかからない。

 

また今の時代はコト消費なので商品を使うことに対して消費者は影響される。

その為、利用を促すPRが出来る。

 

そしてSNSのため、潜在顧客に対してもリーチが出来る。

うまみ成分しかないですね。笑

 

 

そして睡眠チェック!

 

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今日は朝帰りになってしまったので

このような感じです。笑

 

早く元の生活習慣に戻れるようにしたいと思います!

そのため今日は寝酒します。笑

ほどほどに笑

 

では今日はこの辺で

 

こっしー