SNSの価値って実はサービスではない?本当の価値って?
こんばんは。
昨日1Dayインターンに行ってきたのですが、偶々同じグループの子が幼馴染というまさかの奇跡体験をした越川です。久々の再開という事で地元トークで盛り上がってしまいました。同じグループだった方ごめんなさい。笑
改めて世間って狭いなと感じた今日この頃。昨日この頃?まあそれはいいとして。
今回はFacebook広告の記事です。
簡単に要約すると、Facebook広告は他の広告に比べ、オーディエンスを細かく設定でき、効果的な広告を打ち出すことが出来ます。しかも安価。現にFacebook広告を用いて成功した企業が多く存在し、これからどんどん伸びていく広告として注目されています。
日経MJより 9月14日発行
僕もここ最近本格的に使うようになったFacebook。まあよくお世話になってます笑
現代において広告媒体はたくさんありますね。テレビ、新聞、ラジオ、雑誌の4体の広告が広告業界において中心となっていましたが、最近はスマホ広告の勢いが著しいです。YouTubeの広告も今すごいですよね。動画が変わる度に広告が出ます。皆さんも一度はイライラしたと思います。笑 まぁそれだけYouTubeの広告は価値があり、競争が激しいのでしょう。しかしこのような広告と差別化を図っているのがFacebook広告です。
Facebookをやっている方はご存知かと思いますが、他のSNSとは違って名前、住所、性別、年齢とSNSの割には割と細かい設定が要求されます。初めは何でこんなに面倒くさいのだろうと思っていました。中には女性は特に年齢を知られたくない人はどうするんだろうと考えてました。しかしそこにはFacebookの広告でのビジネスに狙いがあるんだと気付いたのはつい3か月前。
僕がイベントを行う際にFacebook広告を一度出したことがあるのですが、すごいです。笑
何が凄いかというとオーディエンスの年齢、性別、活動拠点、趣味・関心等たくさんの条件を設定出来ます。そうすることで企業側が求めるターゲットをより絞ることが出来、効率的な宣伝が出来ます。
更に広告の画像を複数パターン設定でき、広告ごとの反応率を集計することが出来ます。つまり広告ごとのCPA(顧客獲得単価)が分かるのです。
CPAとは|Cost Per Acquisition|Cost Per Action - 意味/定義/解説/説明 : IT用語辞典
CPAを簡単に説明すると、客を獲得するのに一人当たりいくらかかったかという指標です。
どの広告が刺さるのか、どのようなキャッチコピーが有効かが分かるので、次回また広告を打つときに新しいパターンを検証できます。このキャッチコピーは予想通り刺さらなかった。ではこの広告は刺さるのでは?といったような仮説検証が出来るので無限に広告やキャッチコピーの質が追及できるのです。
ちなみに僕がイベントで広告を打った時、6パターンのが広告を作りました。3つはガチガチの広告。他の3つはイベントとは全く関係のない美女、動物、子供を起用しました。
皆さんはどの広告が一番反応率が高かったと思いますか?
・・・
・・・
答えは美女の広告です!!
こんな感じ。
調べてみると、広告業界における3Bの法則というものがあるらしく、美人(Beauty)、赤ちゃん(Baby)、動物(Beast)を使うとオーディエンスの目を引きやすく、好感を持たれやすいという法則だそうです。
ちなみにこの3Bの広告の反応率は高かったのですが、他の3つは壊滅的でした笑
僕が思うにFacebook広告の良さは自分でカスタマイズできることだと思います。そうすることで余計なコストがかかるのを減らすことが出来るのです。だって単純に僕が見ているテレビチャンネルに全く興味が無いCMが流れてきているのは事実です。例えば化粧品とか。
となるとその企業は主婦に対して広告を打つつもりが、20代の男に対して広告を打ってしまっているのです。これは言ってしまえばキリがないですが、良い細かくオーディエンスを絞ることで余計なコストを削減でき、効率よく広告を打つことが出来るのです。
このようにFacebook広告の良さをつらつら書いてきましたが、そもそも何故Facebook広告はこれだけ普及しているの?という疑問。
もちろんFacebook広告は細かくオーディエンスを設定し、カスタマイズできるのが良さだと言いました。しかしもっと考えてみると、それは単なる付加価値に過ぎないと思います。
これはLINEにも言えることなのですが、FacebookやLINEの価値というのは提供しているサービスではなく、単にサービス利用者が多いことにあると思います。もちろん多くの会員を持つこのようなサービスは魅力的だし、素晴らしいと思います。しかしこのサービスの会員が10人だったらどうでしょう。Facebook使いますか?LINE使いますか?ここで必要な考えがイノベーター理論です。イノベーター理論とは普及曲線のことをいいます。この数字が必ずしもすべてに当てはまるわけではありませんが、マーケティングにおいて理論として浸透しています。
マーケティング用語集 イノベーター理論 - J-marketing.net produced by JMR生活総合研究所
LINEが分かりやすいのでLINEを例に例えると、最初はクラスの数人(イノベーター、アーリーアダプター)が使っています。
この人たちは新しいものが好きな人。
サービス云々より新しいものに刺激を感じる人。
「うおお。なんだこのサービス。新しいし面白そう。はいダウンロード。」
まずはこんな感じ。
そしてこのイノベーター、アーリーアダプターは発信力があります。
「このLINEてすげーんだぜ。相手にすぐ連絡できて、グループも作れるんだ。」
こんな感じ。
その声を聴いたその他大勢の他人に流されやすいタイプの人間(アーリーマジョリティ)が
「うわーすげー。俺も使おう。」
となり16%のキャズムを超え、爆発的に普及していくのです。
そして
「うわ、みんな使ってるのかよ。しかもグループ機能あるのか。クラスで省かれたくないから俺もやろう。」
こんな感じ。
と遅れて慌てて切り替えるレイトマジョリティが加入し、そのサービスの普及度は飽和状態になります。
そしていつまでもかえない頑固者がラガードです。たまにいますよね?ガラケーの人とか。あれ、うちのクラス40人だよな?なんで39・・・???
「ああ。あいつか」
みたいな
別にラガードは悪くありません。むしろ己を貫き通している。決して周りに流されない強い心。うん。かっこいい。
皆さんもメールからLINEに変えた時、思いませんでしたか?
「みんな使ってるから使おう」
まさにこれがSNSの価値だと思います。皆が使っているから初めて価値が出る。もし、LINEを上回るサービスが出てきたとしても、ユーザーがいなかったら何の意味もないわけです。まあそういうサービスはいずれユーザーが増えると思いますが。
何が言いたいかというと、SNSはユーザーがいることに価値があるという事です。要はユーザーがいないと成り立たないんです。
ここにおけるユーザーの数の定義はサービスによって異なりますが、まあ多いに越したことはないでしょう。
つまりFacebook広告はFacebookのユーザーが増えて初めて成り立つサービスなのではないでしょうか。先程の疑問の答えとしてはFacebookのユーザーが多いから。
なんだよ。そんな単純な答えか。この屁理屈野郎。
そう思った方もいるのではないでしょうか?まあ現に僕が書いておきながらそう思ってしまったのですが、、笑
でもそれを忘れてしまいがちな気がします。表面的に見れば広告の質がいいとか、自分でカスタマイズできるとかあると思いますが、本質の部分はやはりその答えなのかなと思います。そもそも表面的で考えた場合再現性がありません。このサービスをパクったとしても、誰も使いません。だってユーザーがいないから。
よってFacebookの広告はあくまでも付加価値の一つにすぎないのかなと思います。その付加価値が高かったからこうして注目されているのだと思います。でもこのような素晴らしいサービスを作った2社は本当にすごいと思うし、この2社以外でも便利なSNSを作り出している会社はたくさんあります。
僕はロジックが恐ろしいほどに弱い人間です。恐らくこの記事を読んでいる方はほとんど「こいつ甘っ」と思っているでしょう。でもそれで終わっては悔しいので、まあこんな感じでやっているわけです。
改めて文にしてみると新しい発見があります。日々勉強です。ありがたいことにコメント機能があるので、もし何か感じた方はコメントいただけると幸いです。何でもかまいません。笑
ということで今日はこのへんで失礼します。
こっしー